どうもプロサラです。
一般に、MBA取得後は外資系でのキャリアを歩む方が多いのではないかと思います。
プロサラの周りでも日系メーカーに勤めてMBA取得後に外資系コンサルで働きはじめた人や外資系製薬メーカーで働いている人などいます。
理由は単純でMBAホルダーを企業がほしがっているからです。
なぜ外資系企業はMBAホルダーをほしがっているのかは以下の通りです。
プロサラの外資系企業での経験から解説いたします。
MBA保持者はビジネスの専門教育を受けているのでビジネス全般を理解している
欧米社会では日本と違って教育を重視しています。
高等教育をどこまで受けたか、大学時代は何を専攻していたかは職業選択の上で重要です。
一方で、日本では大学の学部や学科はあまり就職に影響しません。
もちろん、理系のエンジニア職や研究開発職は異なりますが。
例えば、工学部出身であろうが、文学部出身であろうが、経営学部出身であろうが、一旦会社に入ってしまえば人事部門に配属されるかもしれませんし、営業部門に配属されるかもしれません。
前置きが長くなりましたが、欧米企業はキャリアを考える際に「何を学んできたのか」と「何を経験してきて何ができるのか」を重要視しています。
MBA保持者については大学院で修士号を取ることより、「ビジネス全般の知識を専門的に学んできた」とみなされます。
キャリアを考える際にマネージャー、マネジメント層へキャリアアップしていきたい、と考える人はフルタイムもしくはパートタイムでビジネススクールへ行ってます。
プロサラが米国本社に行った際に出会った同僚はほとんどがそうしていると言ってました。
また、マネージャークラスはほぼMBA保持者でした。
欧米ではパートタイムやディスタンスラーニングでのMBA取得のために学校に通っている人が多かったです。
こういう文化があるので、欧米企業はMBA保持者を採りたいのです。
MBAはマネージャーおよびマネジメントレベルへ上がっていくためにはほぼ必須
過去にオーストラリア人女性が上司で彼女はアジアパシフィックのマーケティングダイレクターでしたがMBA保持者でした。
その前の上司もMBA保持者でした。
マネージャー以上の役職を見るとほぼほぼMBA保持者であったのがプロサラの印象です。
それほど欧米社会では学歴を重視します(ただし、後述しますが大学名はあまり関係ありません)。
日本企業で例えるなら、昇進にTOEIC700点以上が必要とかそういう感覚です。
プロサラが属していたマーケティング部門のみならず、サプライチェーン部門、人事部門、ファイナンス部門、などもマネージャークラスになるとMBA保持者です。
それほど、マネジメントに携わりたい人にはMBAが求められるのです。
MBA学歴社会ではあるが事業会社の場合どこの大学のMBAかはあまり関係ない
以上のように、外資系企業ではMBA学歴であることがわかります。
実際に外資系企業で働いてみて痛感しました。
ただし、どの大学のMBAを取得したのか、はあまり関係ないように思いました。
米国本社へ出張へ行った際に同僚と話しましたが、彼らはパートタイムでビジネススクールに通っている人がほとんどとのことでした。
日本で言えば仕事帰りにグロービスに行く感じです。
パートタイムとなると会社の近くの大学で受講という事になります。
米国本社の近くには著名な大学はありません。
地方州立大学があるくらいです。
したがってアイビーリーグのような米国の著名MBA校に通っている、という人は皆無でした。
もちろん、トップマネジメントクラスになると外から来るので、TOP MBA校出身だったりします。
ですが、マネージャークラス、つまりは課長クラスの場合はそのような人はいませんでした。
まとめ
MBAと外資系企業でのキャリアという点でみてきましたが、企業はMBAホルダーを欲してはいますが、有名大学のMBAホルダーを欲している訳ではありません。
そのような人を探しているのは有名な投資銀行やコンサルティングファームなどでしょう。
事業会社レベルのマネージャークラスですと、中堅MBAでも十分に評価されます。
逆に言うと外資系企業でマネージャークラスになろうとするとMBA取得が必要になってきます。
筆者が働いていた外資系メーカーでも、日本人の同僚でグロービスや海外大学のEラーニングMBAを受講している人がいました。
次のキャリアのために必要になるからです。
結論としては海外MBAを取得しようとしている人、取得した人の次のキャリアとしては中堅MBAの場合、事業会社でのマネージャークラスを目指すのがよいのではないでしょうか?
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