ポストMBA転職・M&A実務編Part3 M&A戦略編

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どうもプロサラです。

 

ポストMBA転職において、(投資銀行、FAではなく)、事業会社でのM&Aを考えている人に向けてM&Aの実務にしているのが本シリーズです。

 

企業買収イントロダクション第三弾は戦略編です。自社の企業戦略を達成するためにM&Aをどのように位置づけ、活用するか、またいつのタイミングで実施するか、評価することが重要です。ここを明確にすることで具体的なアクションに進んでいけるようになります。

 

成長戦略としてのM&A

以前のエントリでも説明したとおり、M&Aは企業の目指すべき姿に到達するための手段です。その際に必要なもの、例えば技術・製品・ヒト・顧客・販売網を外部から取り入れる形になります。

 

例えば、5年間の目標を立てたとします。しかしながら、5年後に現状ベースで予測すると到底到達できない。そこでM&Aを行うことで到達目標と現状のギャップを埋めることができます。到達目標はステークホルダーからの期待や目指すべき企業をベンチマークすることで決まります。

 

また、外部環境の変化をウォッチングしつつ業界変化を捉えながら時間での期限を決めていきます。例え、M&Aを行ったとしてもやる時期を間違えると目標到達できない可能性があります。

 

なぜM&A戦略が必要なのか

戦略が必要な理由は二つあります。一つはいらない物を買わないようにすること。二つ目は価格の基準を持っておき、払い過ぎを防止することです。もし明確な戦略がないと、投資銀行が進める案件を鵜呑みにして買ってしまい、失敗する、というケースがあります。

 

投資に対するリターンの考えをしっかり持っておく事が必要です。具体的にあは、数値目標や進出する領域を明確にしておく、進出検討の際には複数の情報ソースを活用して判断する、買収候補をしっかりイメージしてスクリーニングを行う、持ち込み案件の検討をするだけではなく、自社からアプローチする、などがあります。

 

戦略が明確であればM&Aのプロセスにおいてブレない

対象会社の選定フェーズでは、評価基準を戦略に則って決めておくことが望まれます。また、成長戦略のイメージを共有する必要もあります。デューデリジェンスの段では、戦略がきちっとしていれば予めDDで重要なポイントを絞ることができます。

 

最終合意段階では契約書に重要部分を組み込むことができます。PMIにおいては、何が重要なのか絞っておくことが必要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

M&Aを行う際に重要になるのは戦略をきちっと決めておくことです。ここがしっかりしていると各フェーズで判断がぶれることがありません。案件の吟味がしやすくなります。また、余計な物を掴まされるリスクも低くなります。

 

(参考)シリーズ1,2はコチラ

ポストMBA転職・M&A実務編Part1 M&Aの現状
欧米企業はM&Aを戦略的に行いますし、現地マネジメントも非常にうまい。もともと欧米各国は植民地支配に成功してきた国です。現地のマネジメントがうまいのも長年にわたるノウハウが蓄積されている事も一つの要因として考えられるかもしれません。
ポストMBA転職・M&A実務編part2 M&Aのプロセスについて
M&Aの全体プロセスにおいては戦略立案とPMIが重要です。さらにPMIはディールが終わってから始めるのではなく、戦略立案段階から統合後の事を考えて進めなければなりません。また、社内・社外と多様な人たちがプロジェクトチームにアサインされるのでこれらをどうやってマネージしながら交渉を進めていくのかが重要な点になります。

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