東南アジア諸国の最近の傾向 Part4 インドネシア、タイ

投資術

どうもプロサラです。

 

東南アジアシリーズも4回目になりました。今回はASEAN諸国の近年のトピックを具体的に取り上げてみます。東南アジアへの投資に興味がある方はご覧下さい。

 

インドネシア

産業の高度化の背景とその理由

インドネシアはASEAN全体のGDPの約4割を占めます。一人当たりのGDPが3600ドルを超えています。課題はインフラ不足。法的不確実性であり事業コストが増大することです。インドネシア輸出品目は1次産品であったが近年は資源ブームが終焉を向かえて低迷し貿易赤字になっています。

重要産業は自動車産業と携帯電話産業です。

自動車産業

2000年前後はタイ、マレーシア、インドネシアは同程度の生産台数であったが、タイが急激に伸張しています。完成車、部品ともにここ5年で輸出が伸びています。自動車部品はインドネシア、タイ、日本の3国間体制になりつつあります。課題は現地部品調達率の向上、素材、原材料の確保がそろわないことです。また、外資規制として最低資本金1億円(コアな技術を持つ日本中小企業参入は厳しい)。

携帯電話産業

輸入に依存している時期が続きましたが、2012年から3年間、国内優遇政策を行いました。難色を示したが各社がインドネシア国内でのアッセンブリ始めます。完成品の輸入は2015年以降減っている状況です。

 

タイ

貿易投資の変化

貿易相手国地域が日本、米国から中国へシフトしています。地域別で見るとアセアンの存在感が高まっています(域内での貿易)。タイに投資している地域としては日本が圧倒的なシェアを誇ります。2018年には輸出、観光業が国内経済を牽引、公共投資拡大、進出している企業数も増えており景況感は良好な状況です。

産業別動向

輸送機械がマジョリティです。一般機械はスマホ普及によりHDドライブの需要は減少、鈍化しています。大容量HDDに期待されています(クラウド普及に伴う)。電気機械は集積回路の輸出は高いが貿易収支は赤字です。車載用回路に期待、携帯電話は中国からの輸入が急増しています。輸送機械では自動車は輸出量増加、競争力も高くなっています。自動車部品は貿易均衡状態です。ASEAN域内のSCMの進化があります。

新たな潮流

次世代技術の外資誘致が盛んです。ただし、先端技術があっても修理やメンテは人の手で行われるため人材育成の必要性があります。日系企業の取組みとして高付加価値品の生産を行い生産サービスの高度化を視野に入れています。

 

また、コスト削減(地場企業からの調達アップ)、一部の製造工程を周辺国へ(タイプラスワン)移しています。さらに、周辺国への生産拠点拡大(ミャンマー、ラオス、ベトナム、カンボジア)を行ってはいるものの、物流などの課題から生産コスト割高になっています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回はインドネシアとタイの最新の情報をまとめました。それぞれの国で産業別の動向が異なります。

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