東南アジアM&Aの状況

投資術

前回は東南アジアのマクロ環境について見てみました。今回は日本企業がどれだけ東南アジアに投資しているのかを見ていきたいと思います。東南アジアへ投資を考えている方は参考までにどうぞ。

 

日系企業のM&A推移

日系企業のM&Aの件数は2007年にピークを迎え、リーマンショック後に冷え込みますが、2014年以降は回復基調にあります。海外企業に対する買収は安定的に増えています。

 

日系企業の地域別M&Aと東南アジアへのM&A件数の推移

アジア企業の買収は2014年過去最高を記録しました。2015年をピークに減少傾向ではありますが、北米、欧州と同水準の件数であり、引き続き重要な投資先の一つといえることができます。東南アジア企業を対象にしたM&Aは2016年まで増加傾向であったがそれ以降は減少傾向にあります。しかしながら件数自体は1,000件を超えています。

 

東南アジアにおけるクロスボーダーM&Aについて

クロスボーダーでの投資先になっている国はシンガポールが1番であり、続いてマレーシアの順になっています。日本は最も多くの案件の買い手となっていますが、中国・香港勢がその数を増やしてきています。

 

東南アジアにおけるM&Aの難しさ

日本企業の東南アジア諸国へのM&Aにおける課題として、成功率が37%と低調である点です。具体的な課題として。外資規制への対応、オーナーによる会社財産の公私混同、情報の質が低い、複雑な商流、などの困難さが付きまといます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

東南アジアへの投資は日系企業で盛んに行われています。しかしながら中国や香港も投資を活発化させているため、今後は現地企業の買収競争が過熱することが考えられます。また、M&Aの成功率は高いとはいえず、投資をしても失敗に終わってしまうケースも多いのが現状でしょう。

 

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