どうもプロサラです。
本ブログで何回か取り上げていますが、イノベーションにより消費者と供給者の間を取り持つ中間業者は今後ますます厳しくなります。今回はかつてプロサラが働いていた保険代理店業を中心に見ていきます。
なぜ仲介業が厳しいか
なぜ仲介業が厳しいのでしょうか?例えば保険代理店業の場合はインターネットの発達により人を介さずに保険に加入できるようになった事が一つ上げられます。また、AIの発達により保険会社はスマホ経由でLINEなどのSNSプラットフォームを通じて保険加入できるチャネルも作りつつあります。
(参考)AIに代替される職業 保険代理店
これは他のビジネスであっても同様です。例えば自動車販売ディーラーもそうでしょう。消費者が直接メーカーとやり取りできるような仕組みが作られたら厳しいでしょう。旅行代理店もそうです。最近では代理店を通さずとも直接航空券を購入したり、宿を探したりすることが手軽にできるようになりました。
市場環境変化によるビジネス構造の変化
さらに、市場環境が追い討ちをかけます。日本の人口は縮小傾向にあるため、マーケットは減っていきます。保険でいうと保険に加入するべき対象となる人が減っていきます。自動車にしても所有する人が減ります。旅行に行く人が減るのです。そうすると供給側であるメーカーは同じ価格で売っていても数量が減るので売上が減少します。
売上が減少すると利益を出し続けるためには経費削減が必要になります。そこでテクノロジを使って自動化させ、経費を削減しようとします。保険でいえば保険代理店に支払う代理店手数料を減らすことで売上減少をカバーしようとするのです。将来的には確実に代理店業は消滅するでしょう。
法規制に左右されやすい
また、仲介業は法規制などにも左右されやすいです。例えば保険の販売でいくと税制による影響をモロに受けます。例えば、法人向けの保険商品がありますが、中には税金対策向けの商品があります。この商品は保険代理店にとっては手数料も高く稼ぎ頭です。
しかしながら国税庁による規制が強まるとこの商品が売れなくなります。売れなくなると実入りが少なくなります。このように法規制による影響を受けやすいのも仲介業の宿命です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
保険代理店業を中止に説明しましたが、この業界を含めた仲介業は今後確実に消滅していくでしょう。もし、代理店で働いている人がいれば転職した方がいいでしょう。とはいえ、転職しても同じ業界や似たような仲介業では転職する意味がありません。転職戦略をしっかり考えた方がよいでしょう。
プロサラはMBA留学して打開しました。以下にシリーズ記事のリンクがありますのでこちらをご参照下さい。
(参考)戦略的転職プランシリーズ
https://note.mu/prosalaist/n/n19064afd91af
https://note.mu/prosalaist/n/nac9e05bbb780
https://note.mu/prosalaist/n/n630250dbdbe3