どうもプロサラです。
今、MBA取得を考えている人にとって、海外および国内の「MBAのマーケット」を理解しておくとよいでしょう。なぜなら10年前と比べて明らかにマーケットが変わってきていて選択肢が多様化しているからです。本記事ではこの点について解説したいと思います。MBAマーケットを理解して、自分のキャリアプランと照らし合わせることでどのMBAを受けたらいいのかわかるようになります。
海外MBA留学者数の減少と国内MBA留学生数の増加
海外MBA留学する日本人が減少する一方でグロービスなどの国内MBAを受講する人が増えています。留学する日本人が減少する要因は社費留学制度を止める企業が増えたこと、国内MBAへ通う人が増えたことがあげられます。国内MBAが増えてきたことには、MBA認知が増えた事、低コストでキャリアップへ繋がることができるかと思われます。
海外MBA留学する人がなぜ減少したか
日経新聞の記事によると、以下の理由によりMBA留学者数が減少しているといいます。
・企業が社費留学制度を止めるから
・社費留学制度を止めるのは社費留学した人が会社を辞めてしまうから
(参考)
米MBA留学の日本人半減 「帰国後すぐ退社」企業が懸念
多くの著名経営者を輩出してきた米国のトップ大学で、経営学修士号(MBA)を取得する日本人留学生が10年間でほぼ半減してい…
また、後述するように国内MBAの選択肢が増えたことが海外MBA留学者が減少した有力な理由として上げられます。
なぜ国内MBAへの留学者が増えたか
社費留学制度の減少による海外MBA留学者が減少する一方で国内MBAのスクールの選択肢が増加したことも海外留学者が減少したことの理由の一つです。以下のグロービスの調査を引用すると2000年代以降は日本でもMBAの認知度が社会的に広がった結果、2003年以降、国内MBAの受講者数が増えているとのことです。
引用
2000年代初頭までの日本では、MBA取得といえば海外のビジネススクールへ企業から派遣されて取得するか、もしくは私費で一定期間(2~3年)の休職、または仕事を辞めて留学し、取得するのが主流でした。しかし2003年からは、海外でMBAを取得する日本人が減少する一方、国内でMBAを取得するビジネスパーソンが急増しました。
(参考)
日本国内MBAの概況
日本国内MBAの概況のページ。実践的なMBA(経営学修士)のグロービス経営大学院。リーダー育成のビジネススクールとして、…
行くべきは海外MBAか国内MBAか
上記のようなMBAマーケットの変化をとらえると、国内MBAでも十分にキャリアアップできるチャンスがあるかと思います。MBAでも様々なカテゴリに分類することができます。
地域別:国内 or 海外 (海外なら アジア or 米国 or 欧州)
スクールランキング: 高 or 中 or 低
受講スタイル:フルタイム or パートタイム
受講環境:リアル対面(スクール形式) or オンライン
受講期間:1年制 or 2年制
これらの複数のMBAコースがあることを理解して、どれが一番自分のライフスタイルやライフプラン、キャリアプランに合うのかを考えて受講することをオススメします。本ブログでは上記様々なMBAについて解説していますので気になる方は以下のリンクからお進みください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事では海外MBA留学者数の減少と国内MBA留学者数の増加について深堀りしてみました。受講スタイルも含め、様々な選択肢が増えてきたMBA、安易に海外MBAという選択肢を取らずに背景を理解した上でどのMBAに行けばいいのか検討してみてはいかがでしょうか。