スルガ銀行不正融資問題はどこにでも起こりうる

ブラック企業

どうもプロサラです。

 

スルガ銀行の不正問題が社会の目に明るみに出ています。このような問題は同じような環境にある会社では何処にでも起こりえます。

 

環境とは、マーケットが減少している、参入障壁が低い、競争が激しい、新規事業が育っていない、リストラできていない、のような事を指します。このような会社に勤めていて毎年厳しいノルマに追われている営業マンはすぐにでも転職した方がいいでしょう。

 

スルガ銀行問題

 

スルガ銀行の不適切融資ですが、下記の日経記事によると、問題は3つのポイントがあるとのことです。その一つに、過剰なノルマで職員を駆り立てる、とあります。

引用

増収増益を至上命令とする経営陣のもとで、営業マンは不動産などの有担保ローンで「毎月1億円」の新規融資といった厳しいノルマを課されました。本来は対象外であるはずの、年収や金融資産が少ない人にも融資しなければノルマを達成できません。年収や金融資産の裏付けとなる資料の改ざんを誘導・黙認するなどして、属性の低い顧客にも融資していました。

スルガ銀行、不適切融資へなぜ暴走? 3つのポイント
シェアハウス投資に絡んだスルガ銀行の不正融資をめぐり、第三者委員会の調査概要が分かりました。同委は8月末にも詳しい中身を公表する方針です。シェアハウスにとどまらず、アパートやマンションといった投資用

 

会社の成長を絶対とする経営陣の命令から、厳しい競争環境の中で営業マンはノルマ達成を課されていたのです。不正をしなければ達成できないような状況に営業マンは追い込まれていたのです。

 

問題はなぜ起こる?

あくまでプロサラの見解ですが、一番の根本はマーケットにあると思っています。マーケットが大きい、もしくは拡大しているなら過剰な競争は起きません。

 

ところが、マーケットが減少しているもしくは横ばいになるとパイは増えない中で競争しなければならなくなります。参入障壁の高低にもよりますが、新規参入業者が入り込むとますます競争が激しくなります。

 

そうなると価格競争が起こり、同じ量を売っても売上は減少します。そうなると現場の営業マンは非常に厳しい状況に追いやられます。不正をしてでも数字を達成しなければならなくなります。

 

つまりは熾烈な競争環境が根本的には今回の問題を引き起こした要因であると思っています。

 

マーケット環境が厳しくなることによる競争激化(人口減少、新規参入、価格競争)

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それでも毎年会社は成長しなければならない

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無理な数値目標の設定

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営業マンに負担とプレッシャーがかかる

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グレーな提案がはびこる

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やがて違法な、黒な提案が起こる

 

既存事業におんぶに抱っこの企業は危うい

企業はこういった厳しい環境において、選択を迫られます。

 

  1. 既存の競争環境で戦い続けて生き残る
  2. 新たな収入源を作る(M&A, 新規事業立ち上げ、業務提携、など)
  3. 不採算部門のリストラ(経費削減、人員整理、事業売却、など)

 

外資系企業の場合、3がすぐに行われます。不採算部門は売りに出されますし、人員整理も簡単に行われます。日本企業の場合は経費削減まではすぐにできますが、人員整理や事業売却まではなかなか進みません。

 

日本の雇用慣行上、人はなかなか切れないのです。2はすぐには立ち上がりません。新規事業を立ち上げても、すぐに黒字化できる訳ではありません。採算化まで時間がかかります。

 

また、M&AにしてもPMI(買収後の統合)が完了し、シナジーが発揮されるまで時間がかかります。中長期的な見方が必要です。

 

また、最近ではM&Aが活発になってきましたが、まだまだそのノウハウが企業に蓄積されているとは言えません。

 

したがって、1を選択せざるを得なくなるのです。今回のスルガ銀行もまさにこのような状況だったのではないでしょうか。

 

かつてのプロサラにも同じような事が

プロサラが新卒で働いていた会社もそうでした。会計事務所系の中小企業向けのコンサルティング会社に働いていました。ファイナンシャルプランナーとして顧客である経営者にライフプランの提案とリスクマネジメントに関する提案を行っていました。

 

最終的には保険提案を行い、販売手数料を保険会社からもらう仕組みです。この業界は参入障壁が低い。保険募集人の資格を取れば簡単に参入できます。

 

マーケットが大きいとはいえ、日本の保険加入率は既に非常に高い。また、人口減に転じているのでマーケットが減少することはほぼ間違いないでしょう。このような業界の場合、競争が熾烈です。顧客の奪い合いが起こります。

 

更にいうと、保険の販売チャネルは技術革新によりAIやスマホを活用する流れに切り替わります。保険会社に既にこれらに投資しています。

 

(参考)Aiに代替される職業

AIに代替される職業 保険代理店
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AIに代替される職業 保険代理店 Part2
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そんな中、毎年の数値目標が掲げられます。会社は成長することが前提で予算が作られます。そうすると厳しい環境下で成長するためにより厳しい数値が課せられるようになります。

 

こういう状況になると、黒ではないが、グレーな提案を行ったり、ひどい場合は黒、つまり今回のスルガ銀行のようなケースになるのです。

 

プロサラもまさに同じような状況にいました。毎年の予算=数値目標が否応なしに毎年上乗せされるのです。こういう会社は経営陣が無能と思っていいです。

 

競争が激しいからこそ、新しい事業を採算化させる、既存事業にテコ入れする、などの経営判断が必要にも関わらず何の手も打たずに単に予算を上乗せするだけ。

 

このような会社にもし勤めている人がいたら一日でも早く辞めた方がいいです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

プロサラは10年前にまさにスルガ銀行とは言いませんが、それに近い状況にいました。そこから逃れるため、マーケットにポテンシャルのある海外に目を向けるようになりMBA留学しました。

 

そして今は新興国の開拓やグローバルでの戦略を考える職にいます。あのまま、同じ業界でいたら自分も不正や取引を行っていたかもしれません。

 

もし、今20代で金融業で働いている営業マンの方がいればすぐに転職する事をオススメします。キャリアを大幅に変えたいならばMBA留学がオススメです。

 

あくまでプロサラの実体験でしかありませんが、プロサラは3年かけてMBAを取得して今はホワイトな環境で希少人材として働いています。

 

(参考)転職関係の記事まとめ

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「転職」の記事一覧です。

(参考)MBA関係の記事まとめ

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「MBA留学」の記事一覧です。

(参考)マーケットで評価される人材になるには

転職マーケットにマッチした人材になるための工夫
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