AIに代替される職業 保険代理店

雑記

どうもプロサラです。

 

日本経済新聞に「スマホで自分だけ保険」という記事がありました。AIによって自動的に最適な保険商品を提案してくれるようです。これにより人が行っている提案業務が将来的にはAIに代替されることになって行きそうです。

 

記事の内容

 

10月11日付けの日本経済新聞の朝刊記事によると、東京海上日動火災保険とNTTドコモがスマホユーザー向けにAIを活用する新しい保険商品を開発したとのことです。

 

スマホで自分だけ保険、東京海上とドコモ AIで行動分析
東京海上日動火災保険とNTTドコモはスマートフォン(スマホ)の利用者向けに人工知能(AI)を活用する新しい保険商品を開発した。スマホで集めた利用者の生活様式や行動のデータをAIが分析し、個人ごとに適

 

記事要約

・スマホで集めた利用者のデータをAIが解析して個人ごとにオーダーメイドの保険商品を提案する
・具体的には、個人の同意を得た上で、家族構成や年齢、趣味、購買履歴などのデータを収集
・収集したデータをAIが分析して、けがや病気、介護、モノの盗難・故障など12種類の保険商品の組み合わせを提示
・加入から保険金の受け取りまでの手続きは全てスマホのみで完結
・上記サービスを2019年5月以降に売り出す予定

 

人がやっていた業務をAIが代替

 

プロサラは新卒で入社した会社でライフプランニング業務に従事していた経験があります(FP2級もっています)。顧客のニーズを引き出して、損害保険の提案も業務の一つとして行っていました。主に行っていたのは下記の業務です。

 

・顧客からヒアリングを行いデータ収集を行う
・集めたデータとヒアリング内容から保険の組み合わせ提案
・加入手続き
・保険金の支払い手続き

 

これら業務は全ては人の手で行っています。ライフプランナーや保険募集人と言われる人たちがやっている業務です。プロサラがやっていた事です。今回の記事ではこれらをAIとスマホで個人が簡単に手続きできるようになるのです。

 

つまり、保険代理店やライフプランナーと呼ばれる人が行っていた業務はこれでスマホとAIによって代替されるのです。

 

 

保険会社の事業費削減と消費者の保険料削減になるか

 

保険会社としては新サービスを開始することによって大幅に事業費が削減できる可能性があります。保険代理店が保険を売ってくれた見返りに支払う代理店手数料を、AIが提案することによって保険会社は代理店に支払わなくてよくなる可能性があるからです。

 

これまでは、人が顧客に説明・ヒアリングを行って保険商品を提案していました。この提案を行う人が保険募集人と言われる「人」です。保険販売を行うと、保険会社はその人(代理店)に代理店手数料を支払います。

 

保険代理店の収益はこの保険販売手数料です。これら提案業務をスマホ上でAIが自動的に行ってくれると、その人(保険代理店)に対して手数料を支払わなくてよくなります。

 

つまり、保険会社は保険代理店に支払う手数料を削減できるようになるのです。AIとスマホを使ったテクノロジによって経費削減に成功すれば保険会社はその分を保険料削減に充てられるかもしれません。

 

保険料を安くできれば消費者にとってはメリットなので、価格優位性が高まります。特に保険商品は目に見えない商品であり、かつ支払った保険料は手元に戻ってきません。

 

機能を手にとって感じられない商品特性上、他社と同じ商品ならば安ければ安いほど消費者に選択される可能性が高まります。他社と差別化でき、競争優位を作れるようになるのです。

 

まとめ

 

以前のエントリで製薬業界におけるMRがテクノロジのイノベーションにより減少している事を書きました。同様に保険業界においても、保険会社と保険代理店の間に入って保険販売を行っている保険募集人やライフプランナーと言われる職種の人の雇用も少なくなっていくでしょう。

 

「コンサルティング型営業」という職種はAIに代替されて将来的には数が減っていく可能性が高いです。

 

(参考)MR減少による「社会の中抜き化」

MR減少に見る社会の「中抜き化」
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(参考)AIに代替される職業 保険代理店Part2

AIに代替される職業 保険代理店 Part2
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